みんなで新北海道スタイル

新北海道スタイル取組事例

株株式会社 五勝手屋本舗

換気、加湿に留意するとともに
SNS広告等によりネット通販を強化

Point1
連続したパーテーションで飛沫感染を防止
Point2
従業員の検温、手指消毒を改めて徹底
Point3
時間的余裕を活用し技術研修を実施
従業員が使うエタノール

従業員が使うエタノール

新型コロナウイルスの感染拡大にともなう影響は?

当店は時短営業の対象ではありませんでしたが、令和2年4月24日からゴールデンウィーク明けまで、自主的に休業しました。同時に、道内外で行っている催事への出店も控え、さらに観光客も激減したことから、売上に大きな影響が出ました。不特定多数の方が訪れる店舗では、対策に気を使わざるを得ないことも課題と言えます。

どのような対策によって、その状況に対処していますか。

店舗の入口には消毒剤を設置し、入店されるお客様に手指消毒のご協力をお願いしています。また、売り場のカウンター・ショーケースの上に、連続したパーテーションをぐるりと設けて、飛沫感染の防止に努めています。金銭の授受を行うトレーなど、お客様の手が触れる場所は随時除菌を行っているほか、店舗の2箇所の入口を定期的に開放して換気を実施しています。さらに、加湿機能のついた空気清浄機を運転し、店内の空気が乾燥しすぎないように配慮しています。

(従業員向けの情報掲示)

(従業員向けの情報掲示)

従業員の方々の感染拡大防止も重要になりますね。

食品を扱うという事業の性質上、従前から従業員の検温、手指消毒は日々、行っていましたが、コロナ禍を機に、さらに意識の徹底を図るため、エタノールの設置とともに注意喚起を行うチラシの掲示を行っています。

コロナ禍での経験を踏まえた、今後の取組みなどは?

店舗の2階にある休憩スペースと茶室を、店内の滞在時間をなるべく短くし、感染リスクを低減させるために当面の間は閉鎖するなどの影響が続いていますが、来客数が減り、製造現場に余裕ができている状況を逆に活用し社員の技術研修を行っています。また、感染に十分配慮しつつ、普段はなかなか行けない他地域の同業者の視察などにも出かけています。同時に、今まで以上にネット通販の強化を図っており、SNS広告などで積極的に展開しています。こんな時期だからこそできることを、継続して考えていきたいと思っています。

名称:株式会社五勝手屋本舗
本社:江差町
業種:菓子製造・販売業
概要:明治3年創業。「一日一釜」をモットーに練り上げる羊かんのほか、最中やカステラ、茶席などでも使われる季節の和菓子で知られる老舗店。
H P : http://www.gokatteya.co.jp/index.html
TEL : 0139-52-0022